若松なんかでコンプリを売りにしたMOS-FETのペアなんて、1ペアで千数百円以上はする。。。辛うじてチップだといくつかあるが、実装が面倒だし、あまり電流を流せなくてミスるとすぐ燃えるw
ということで、非コンプリメンタリなMOS-FETのペアを終段として、ヘッドホンアンプを作ってみた。要するに、同じような特性のNchとPchの安価なMOS-FETを見つければ出来たも同然だ!
非コンプリ終段
電力増幅段に、2SK2232と2SJ334を使ったプッシュプル回路だ。
この2SK2232と2SJ334、コンプリメンタリと言って良いぐらい同じような特性だ。
それに秋月に置いてあって、1個100~150円と安価である。
アイドルは、30mA(現在は60mA)ほど流れるように10kBの可変抵抗を設定してある。
実装後
オペアンプ以外は全て一般品。一部、手持ちで同一種で抵抗値が揃わず、無駄に金属被膜抵抗を使っているw
この中で一番高価なのは、3.3pのマイカコンだろう。
その音は、久々のホームラン級である。神レベル(当人比)
このオペアンプの音は好きだ。
入力Cと終段FETのおかげで、恐ろしくクロストーク性能が良い。
左右の分離と音の分離が良く、解像度が高くダイナミックレンジが広いヘッドホンアンプとなった。
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僕も手頃なパワーアンプ用にと思ってK2232とJ334をつい最近買ったところですが
返信削除ヘッドホンアンプもいけるみたいですね!今度作ってみます
この石は特性的にUHC-MOSみたいですね
ただ、その直線性が活かされるのが数Aの世界・・・発熱が・・・
MOS-FETの直進性を活かすならば、アイドルとして数Aを流す必要があるので、廃熱や電源用トランスを巨大なものにしないといけないですね。
削除JJは、MOS-FETがカットオフしてなきゃOKとの考え方で、非線形領域の歪みはオペアンプのNFBに任せればいいや、の割り切りです。
実際に特性を測ってみると、おどろくほど良いです。
JJさん初めまして。NTと申します。
返信削除いつも楽しく拝見させて頂いております、電子工作初心者です。
すいませんが、お教え頂きたい事があるのですが、宜しいでしょうか?
2SC1815の上下についている定電流ダイオードなのですが、これは抵抗ではなく定電流ダイオードにされたのは何か狙いがあったからでしょうか?
電流はTr+ボリュームを使って制御されているとおもいまして・・・。
マルツの「FETの使い方」のFETプシュップル回路の説明を読みながら皆さんの回路を追っかける程度の者なので、もし「こんなん常識!」とかでしたらそれも含めてお教え頂けると嬉しいです!
匿名さん、コメントありがとうございます。
削除抵抗をCRDにしている理由は、バイアス用の電流をなるべく安定にするためです。ここを単に抵抗にした場合、出力の変動によってバイアス用電流も連動して変化してしまうのです(出力に電流を取られるため)。
ここをCRDにすることで、出力の変動に依らず安定させることを目的としています。