2014年11月16日日曜日

NJM2115にて、ポータブルヘッドホンアンプの作成

小物入れの引き出しの中から発掘した新日本無線(JRC)NJM2115が、低電圧において意外と性能が良いことがわかったので、ポータブルヘッドホンアンプを作ってみる。いわゆる、オペアンプちょい足し回路。

LTspiceによる評価回路

NJM2115のSpiceモデルは、JRC謹製をダウンロートして使っている。
非反転入力側にバイアスを流さなくても(抵抗を介して接地しなくても)、シミュレーションでは出力にオフセットがほとんど出ない(数mVレベル)。

シミュレーション結果を以下に示す。
周波数特性

入力直結なので、低域の減衰は無し。高域は1MHzまで伸びている。


出力0.2Vpp時の歪率

「Total Harmonic Distortion: 0.000011%」はなかなかではないか。


出力2.0Vpp時の歪率

「Total Harmonic Distortion: 0.003435%」もなかなか頑張っている。


最終的な回路図
※PNPトランジスタの向きが変でした…訂正済み

めんどうなので、正負電源は抵抗分圧+コンデンサで済ましてしまおう。
ポタアンだから、色々凝ると土地を使って大変になってしまう。
しょせんポタアンだし(笑)

抵抗は一般的な値だから手持ちにあった。FETとTrも転がっていた。
FETとTrの選別から始めよう!


この回路、実は色々と問題を抱えてることが分かり、もし作るならこちらを抵抗分圧で作ってみてください。


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