(その1)では、バイポーラ入力オペアンプの扱い難さを書いたが、その解決策として、バイポーラ入力オペアンプの前段に、FET入力回路を付け足してあげることを閃いた。こんな回路。
色んな仲間が加わった!
見れば分かる通り、入力抵抗が220kΩとモリモリ大きい。直列に入っている4.7kΩはFETを使った差動入力の定石みたいなものなので気にしない。
この回路の周波数特性を見てみると、
とても素敵な形
低域はほぼフラットと言って良いだろう。高域も自然な感じで落ちている。
ちなみに出力オフセットは、
マイクロのオーダー!
約213uV!ほぼ無と言っていいだろう。
FETが2SK30なためgmが小さいのと、オペアンプを同相入力で使っているため、歪率はそんなに良くないが、2Vpp出力時で、
Total Harmonic Distortion: 0.000048%
実機で試すしかあるまい。
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