測定方法は次のような構成。
測定時の接続方法
パワーアンプじゃないし、負荷は与えずアンプの素性を知りたいから直結。
パワーアンプで直結しちゃダメだ。ちゃんと負荷を与えて、可変抵抗で減衰してから入力しないと、たぶん何かがぶっ壊れる。
測定にはRMAAを使った。
※RMAAはとても綺麗なレポートを出力してくれるが、それを上手く貼り付けられないからキャプチャ画像にて。
先ずは、一番最近作ったバイポーラオペアンプをFET入力にしたやつから。
LME49860(LME49720)をFET入力で使ったやつ
Excellentを2つもらって嬉しい。しかし、Poorが1つある。。。
ここでUCA222と比較してみよう。
測定のベースになってるUCA222との比較
UCA222は前記事で書いたが、UCA222の測定は自分の出力を自分の入力へ直結するループバックにて行った。
クロストーク以外はほとんど変わらない。上回っている項目もあるが、理論的にありえないから誤差なのだろう。
逆に言うと、UCA222の悪い点が下駄として履かされてるから、本来の性能はすごく良いのではないだろうか。
次にClassAAヘッドホンアンプの結果。
ClassAAヘッドホンアンプの結果
なんだかバイポーラオペアンプをFET入力…とほとんど同じだ。
ノイズレベルは-90dBからVery goodみたいだから、これも誤差範囲だろう。
歪率系の値がほんの少し良い。これも誤差だと思うが、ClassAAの原理から歪率は低いはずだから、誤差だとしてもほんの少しだけ嬉しい。
次に低歪ディスクリートヘッドホンアンプの結果。
ディスクリヘッドホンアンプの結果
これもレスポンスとクロストークを除いてはほとんど同じ。
レスポンスは、流石にオペアンプには敵わないと言ったところか。それが聴覚上感じるかは別であるが。
クロストークの値が良くて嬉しい。このアンプが一番クロストーク対策をしているからだ(電源部に82Ω+3300uのローパスフィルタ-を構成してある)。そうなるよう設計して、実際に数字として出てくると嬉しさと納得感がある。
そして、ディスクリートで名だたるオーディオ用のオペアンプを使ったヘッドホンアンプと遜色ない結果が出ていることに少しの驚きと、やっぱりディスクリは良いと思わせる。苦労が報われた感じだ。
レスポンスは劣るがVery goodらしいから放置しとこう(笑)
最後に三つ巴の比較を(+UCA222。一番左の列)。
比較表
以下、各種グラフを掲載。
周波数特性
RMAAが20Hz~20kHzの範囲でしか測定してくれないから、高域は20kHzでぶった切られる。10kHzを過ぎてからのウニョウニョは、UCA222が持ってる癖だからみんな同じように出てる。ディスクリアンプは、少し低域が減衰してるが、後は重ねたようにピッタリだ。
ノイズレベル
これもみんなほぼ同じ。
ダイナミックレンジ
これもみ(略)
THD + Noise (at -3 dB FS)
ディスクリアンプが一番目立つ色で描画されていて不利だ(笑)
数字からも分かる通り、これもみ(略)。
その証拠に、UCA222単体の測定結果を示す。
このざま
って、かこれってわざとノイズを混ぜてるのか。。。
この波形が正しいんだな、きっと。
最後にクロストーク。
クロストーク
ディスクリアンプは、低域が悪くて高域が良い傾向にある。
低域は指向性があまり無いから、高域のクロストークが良ければ○だ。
でも比較表の数字と合わない気がする。。。比較表の数字は、単に1kHz時の値じゃね(笑)
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