先ずは、ClassAAポータブルヘッドホンアンプから。LME49740を使用。
大人気のClassAA
006P電池1個駆動でなかなか健闘しているのではないか。
ちなみに、LM324を使用したバージョンはこちら。
LM324バージョン
5つのPoorと1つのVery poorをいただきました。RAMMさん、チィーッス!
全く同じ回路で、オペアンプ交換でここまで差が出るとは、LME49740さん、恐るべしヤツ。
ちなみに、参考として同族のLME49720を使用したポータブルヘッドホンアンプは、
※ボリュームへの結線を左右逆にしてました。修正後の結果を表示します。。。
※ご指摘くださったgin_liquorさん、ありがとうございます。
よくあるオペアンプ+バッファ回路(修正後)
めっちゃ性能いいやん。据え置き型よりいいとか。負荷が繋がってないからだろうけど。
クロストークのグラフ(修正後)
修正したらメチャメチャ良くなった。何も対策してないのに。。。電源は電解コンのみなんだけど。。。それも、LT1010を使ったレイルスプリッタ。
JJ理論が崩壊した。
まぁ、これだからアナログは面白いんだが(笑)
電圧が低くて左右の干渉が少ないのか、オペアンプの性能が良くて結局バッファはオペアンプの出力を増幅してるだけだから出ないのか。。。対策してる据え置きヘッドホンアンプより良い理由が見当たらない。電池ってのがいいのかもしれない。
やっぱり電池最強伝説なのか?
ちなみにダミーロードを繋げて測定した結果。
32Ωの抵抗を並列に入れて測定
クロストークとIMDが低下した。
特にIMDが劇的に悪化している。IMDって何だ?
でも、予想よりも性能低下は少なかった。これは驚きだ。電池1個なのに。
最後に、大昔に作ったTPA6120A2を使ったポータブルヘッドホンアンプで測定してみた。
こっこれは…
据え置き型と遜色ないレベルだ。Excellentを2つもらっている。
さすがメーカー製ハイエンドなヘッドホンアンプに採用されるだけはある。
ただ、上のとくらべると006P電池2個使用とか、微妙なアドバンテージもあるが。
クロストークがここまで良いのは、回路の電源部にローパスフィルタを構成したのと、このIC自体の中身が左右で真っ二つに分かれているからである。1つのICなのに、VccとVeeが左右で2つずつあるのだ。徹底している。
でも、このICと抵抗とコンデンサでデータシート通り作れちゃって、あんまり考える余地もなく、つまんないのだ。音も無味無臭で特徴がないし…それが最大の特徴なのかもしれないが。なので、ずっとお蔵入りしていた。
最後に比較表を。
オペアンプ+バッファのは表に入れ忘れた
ポータブル機だと、色んな違いがハッキリ出て面白い。
限られた制約(電圧、サイズ)の中で作るから、その時のポリシーや使うパーツで回路が決まってしまうからだろう。
でも、ネガティブな結果が出てるアンプも、聴覚上は全然問題無く良い音で聞こえたり、そのネガティブ部分が味わいになって良く感じることもある。なので、いちいち測定した結果を気にしてもしょうがないのだ。
それにしてもLM324(笑) The汎用オペアンプ!
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クロストーク-6.5db、左右の結線が逆の時にそんな値が出た気がする。
返信削除僕もTPA6120のアンプを試したけど、音の広がり感がディスクリートバッファーとオペアンプ出力の中間ぐらい、ディスクリートの音は心にしみる音がする。RMAAでは測定できないけど(笑
> 左右の結線が逆の時にそんな値が出た気がする。
削除アッー
その通りだった。。。
> ディスクリートの音は心にしみる音がする。RMAAでは測定できないけど
削除あぐりー