兄貴分のLM380のデータシートにBTL構成が載っていたから、そのまんま真似してみた。
データシートの抜粋
BTLだと、アンプから見た負荷がステレオの場合の半分になるため、アンプには厳しい構成だ。ステレオとの比較をシミュレーションでしてみよう。
評価回路
公平を期するため、ステレオ時は負荷4Ωとして、周波数特性がなるべく同じになるように入出力Cを調整してある。
負荷4Ωだと出力Cの容量が大きくなってしまう。BTLだと出力Cが無いため、入力Cで低域をカットしてある。
周波数特性
上がBTL、下がステレオ時。計算上は低域の減衰は同じなはずだが、やっぱりBTLの方が良く伸びている。逆に高域はBTLには位相補償がしてあるため、ステレオの方が若干伸びが良い。
歪率をシミュレーションすると。
・BTL
8Ω負荷、2Vpp出力時:0.546875%
・ステレオ
4Ω負荷、2Vpp出力時:0.741051%
BTLだと正負で歪みを打ち消すようで、若干の改善が見られる。
元々、エレキギターのような小出力かつ高出力インピーダンスな信号を増幅させるため考えた(パクった)回路であるため、オーディオ向けとは言えない。
ゲインが大きすぎるため、オーディオのライン出力だと、ボリュームを少し回すと爆音となり、すぐクリップするかICが燃えるかもしれない。。。
オーディオのライン出力にアッテネータを噛ませて音を聴いてみたが、普通に聴ける音であった。
オーディオ用途で作るのはお勧めしないが、マイクやギター/ベース等の微弱な信号を増幅するには良いかもしれない。その際は、このアンプの前段にインピーダンス変換が必要になるが。
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これなんですね。
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