2015年5月17日日曜日

Simple is Best! なヘッドホンアンプの作成(★★★★お勧め)

※記事の内容に間違いがあったので、一時的に非公開としてました。修正したので公開します。前記事より回路を変更し、特性が改善しています。

前記事のヘッドホンアンプを作ってみた。
今回の主役はこの子。


ご本尊

秋月で1個60円で売ってるIRLB8721である。ごく普通のNchパワーMOSFET。
最終的な回路は、電源系の回路を追加したのみ。


最終形

今回は、抵抗にタクマンREYを、入力Cにオーディオ用途で定評のあるパナソニックのECQVフィルムコン、出力Cにはニチコン自らハイグレードAudio用と謳っているMUSE KZを使ってみた。こんな実装。


パーツレイアウト

MUSE KZでかすぎワロタ。


試聴中


 MUSE KZ。。。

MUSE KZ。。。たかが容量470uなのに、となりのが2200uとか(笑)
耐圧の違いはあるけど、デカ杉。

入力も出力もパワー全開で連続運転しても、トランジスタ/MOSFET共に40度~50度なため放熱器は不要だろう。というか、もう放熱器を付けられるレイアウトじゃないし。

その音は、おそらくMUSE KZが支配的な音である。
回路的にはあまりHiFiでは無い※が、HiFi風な音が出てくる。恐るべしMUSE KZ。。。
アコギのバラードなんかは凄く雰囲気を出してくれて、このアンプに合っている。伊達に大きいだけじゃないようだ、MUSE KZ。

※シミュレーション上での歪みは、「Total Harmonic Distortion: 0.008997%」である(2Vpp/32Ω負荷の値)ので、決して特性が悪いわけではない。
回路規模にしたら、むしろ非常に良いのではないか。

ローコストでピュアオーディオ風味を楽しみたい人は作ってみるといいかも。


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3 件のコメント:

  1. 初めまして。シンプルな回路に興味があります。
    この回路でバイアスをDCサーボにしたら出力Cをなくせますか?
    あ、両電源にする必要はありますね。
    そしたらどんな音になるんでしょうね!

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    返信
    1. 単電源なので出力Cは無くせないです。
      両電源にしたらシンプルさを失います。
      この回路は出力Cの味を味わうためのものとしてくださいw
      このシンプルさで驚きの音が出ます。

      削除
  2. こちらのアンプを作成して電池駆動させていましたが、予想以上の低電圧耐性でびっくりしています。
    設計では12Vとなっていますが、常用音量次第ですが5V位までさげても影響なさそうです。
    手持ちの電池で電圧を合わせてやっていたので正確な値は不明ですが、約4Vから低域の減少が起き3V前半になると音量低下しました。
    発熱を抑えれるので5V~駆動でも使えるようで、FETバッファならではなのでしょうか?バイポーラだと音量低下するまえに歪が増えてしまうので。

    返信削除

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