単三電池2本のたった3Vで驚きの音がするので★を増量。
車載オーディオ用として活躍しているiPod Classicの音をヘッドホンで聞くとイマイチ感が半端なく、専用のヘッドホンアンプを作ることにした。
宿泊先でも手軽に聴けるように電池駆動を条件とする。電池は006Pだと普通過ぎて面白くないので、単三電池2本の3Vでディスクリートで作ってみた。
回路図
電源は+3Vの単電源だ。両電源を生成するのが面倒だった。。。
トランジスタは"UNISONIC TECHNOLOGIES CO.,LTD"の、2SC1815/2SA1015のセカンドソース品だ。トランジスタは、2SC2120/2SA950でも、洋物ならBC337/BC327でも何でも良い(ただし、定格と足の並びには注意)。
実装後
コンデンサや抵抗等はあり合わせの物を使ったので、一部種類が違っていたりw
出力コンデンサに、PCマザーボード用の超低ESRなんてものを使ってみたり。
完成形1
百均で買ったガラス瓶へ入れてみた。
別アングル
入出力は蓋へ取り付け。アルミじゃないから穴開けが楽だ~
基板裏は絶縁
電池の表面とショートしないよう、基板の裏面を制振シートを貼り付けて絶縁。
パーツレイアウト
※レイアウト図中の150k抵抗(2つ)は、20kが正しいです。
ご指摘していただいたhiroさん、ありがとうございます。
3Vの電池駆動といってもアンプはアンプ、基本的な構成・複雑さは変わらないなぁ。
iPodのヘッドホンジャックからの音は、音の広がりが無く頭の中心で鳴ってる感じ。あと、霞が掛かったようなくぐもった音である。
iPodのドックコネクタからライン出力をこのアンプへ通した音は、あきらかに空間が広がり、霧が晴れたダイナミックな音である。
でもこれ、ポータブルなのだろうか。。。(笑)
※コメントにて±1.5Vの両電源にできないか?とありましたので、回路図を引いてみました。
±1.5V両電源版
実際に作ってはないので参考まで。
両電源は、低電圧駆動のオペアンプ+トランジスタ(2SC2120/2SA950等)バッファで生成するのが良いかと思います。ローコストでいくなら抵抗分圧でもいいかな。
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