先ずはサマリーから。
例によって、左は測定に使ったUSBオーディオデバイスのループバック結果。
理論的に、これを超えることはできない(誤差で超えることはある)。
歪率以外はほとんど劣化していないのが分かる。
ノイズレベルの値から、このアンプによるノイズはほとんど発生してないと言えるだろう。
左右で電源を独立したのが効いているのか、クロストークの値が良い。
歪率は、負帰還無しの0dBアンプとしては、非常に良い値ではないだろうか。
以下に各種グラフを掲載する。
周波数特性
高域のクネクネは、測定に使ったUSBオーディオデバイスの癖なので気にしない。そして、RMAAは20kHzまでしか測定できないため、20kHzでぶった切られることを考慮して欲しい。
グラフを見てみると、USB(略)の出力から、ほとんどというか全く劣化は見られない。低域から高域まで、フラットである。
ノイズレベル
おおよそ-120dB付近まで低い値だ。入力ショート時は、ボリュームMAXにしても無音であることが数値から証明された。
ダイナミックレンジ
低域と中域に若干の劣化が見られる程度。
歪率
高調波歪みが観測される。しかし、聴覚上で歪みは一切感じることはできない。
クロストーク
全域に渡って優秀な値である。高域に少し劣化が見られる程度。
電源を左右独立にした効果であろうか。
差動入力やら、プッシュプル回路やら、オペアンプやら、負帰還、利得なんて難しいこと考える必要もなく、こんな単純な回路でここまでの特性が出るとは驚きである。
音はとてもダイナミックであり、押しの強さが良い。それでいてノイズは皆無で静寂さや透明感も表現できる。
殿堂入りにふさわしい。
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こんばんわ
返信削除なんといっても、周波数特性フラットとノイズが無いのが
1石フォロワー回路の売りですね
例のPAさんがアンプ返却にこられて、IGBTアンプは いい 疲れないとのことで、俺も作るかな〜 と言って帰っていきました
SPアンプは高級SPは押せなかったそうです。
近日中に初心者向けに超簡単+超安価なこのシリーズHPAをup予定しています
またお世話になるかもしれません よろしくお願い致します。
修理おじさん、新HPAを期待してますよっと!
削除超簡単+超安価ホロワーシリーズHPAをUPしました。
削除あつかましいお願いなのですが、シュミレートなどしてUPしていただけないでしょうか?(3つも ありますけれども)
できれば ご感想も!(即リンクしちゃいます)
2つ目は入力を1815ダーリントンしてバイアス抵抗を上げて結果的に入力インピを上げる発想
3つ目は2N7000と2sk4150で回路設計ネタ
秋月の買物ついでが無いので設計だけですが...
JJさん2sk4150買いませんか?(こんたん見え見えですが)
おじさん、1815x3石のヘッドホンアンプを検証してみました。これは目から鱗な回路ですね。初心者にもぴったり、上級者?にも色々と考えさせられるアンプです。
削除2N7000は、ON抵抗が高すぎるので、1V入力で0.8Vぐらいまでしかスイングしないと思われます。JJは、NDS9936(Si9936DY)を入手したので、これでポータブルなヘッドホンアンプを作ってみようと検討中です。
ソースフォロワーポータブルも、また新たな工夫が要るでしょうね
削除1.0vスイングですと43mA位がギリギリと ざっとの計算です
1815も最初は43mA設計だったのですが12Ω抵抗が手持ちに無かったのと初心者さんには10Ωの方が適切かなと思い64mAにしました。
NDS9936 ワォー チップだ 2個入りだ
削除後チップTR1個で完成しちゃう
3個入りなら1チップで できちゃう
まてよ ステレオなら3個 実質(FET6)でOKじゃんじゃん
ポータブルと言っても、ニッケル水素の006P型電池2個を並列で考えてました(笑)
削除トリクル充電も実装するつもりでしたが、もうメンドイのでACアダプタ+小型化で誤魔化そうとしてます(笑)
どっかのおじさん、全てチップ実装はいいアイディアじゃん!
でも、きっと1個をDIP化した時点で目がショボショボしてギブアップすると思うじゃん(笑)