2014年10月14日火曜日

LM324N使用、ClassAA 3パラヘッドホンアンプの構想。

もう少しClassAAに拘ってみるとする。今度はヘッドホンアンプ。

単純に2つのオペアンプだと面白くないから、電流増幅部をパラってみる。
これにうってつけのオペアンプがある、そうこいつだ、LM324N(笑)
1パッケージあたり25円、1回路あたり6.25円という、庶民的というか底辺なオペアンプだ。
1chあたり1つのパッケージとすると、オペアンプ4つ入りなので必然的に電流増幅部は3パラになる。

こんなんできました。
これ以上ないほどに単純にパラレル。
一応、シミュレーションはしてみるか…

LTspiceによる評価回路。本当に単純にパラっただけだ。
さっそくシミュレーションしてみる。

先ずは周波数特性。ClassAAの特徴なのか、やっぱり100MHz付近に山がある。まぁ、そんなに鋭くないし、位相補償は入れないでおくか…

2Vpp時の出力波形。綺麗にサイン波が出ている。この時の初段の出力電流は、

最大500uAである。
少なっ!ClassAAの特徴がもの凄く出ている結果だ。

歪率はどうだろうか。
これは出力が1Vpp時の歪率である。
Total Harmonic Distortion: 0.000196%
まぁ、オペアンプがアレだし、ClassAAでもこんなものか。最近、下4桁までゼロでないとイマイチ感が出てきた。

ちなみに、2Vppまで出力を上げると、
Total Harmonic Distortion: 0.000394%
それなりに悪くなるが、下3桁ゼロはキープしている。

ClassAAは、ホイートストンブリッジの精度が肝であるので、不本意ながら今回はカーボン抵抗は止めて精度の良い金属被膜抵抗を使ってみよう。

さて、明日から部品集めを始めるか。


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6 件のコメント:

  1. JJ師 これ1kを1.05kとかに変えてシミュするとどんくらい悪化しますかね?
    当隊が自作したときはブリッジを可変抵抗で合わせ込んだので、
    ズレたらどうなるかはまだ実測してないんですよ。
    いずれやってみようと思いつつ早1年。。。

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    1. 少々お待ちを。。。

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    2. 典型的な回路で100mV幅(200mVpp)のサイン波で試したところ、
      ・1k時の初段の出力が、180uApp
      ・1.05k時の初段の出力が、472uApp
      となりました。5%違うと初段の負荷が倍以上増えますね。

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    3. おお、大して変わらんといえば変わらんですねえ。
      ひずみ率の悪化も気にしなくていいレベルですか?

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  2. 面白そう!、部品購入は何処でしていますか?

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    1. 秋葉原の秋月と千石で99%そろいます。
      半導体や基板、ターミナル類は秋月。
      抵抗やコンデンサは千石で。
      他のレアなパーツは、これも秋葉原のマルツか若松に置いてます。
      マジレアなパーツは、秋葉原ラジオセンターかラジオデパートすね。
      マイカコンなんかはラジオデパートで買ってます。

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