2016年7月30日土曜日

【パーツ表を追加】TPA1517NEを使ったごく普通のパワーアンプを作成

素のままでもその音質の良さに定評があるTPA1517NEを使ったパワーアンプを作成した。素と言うことで、データシートに載ってる"Minimum Configuration"回路で作ってみた。若干の脚色はしてある。


回路図

電源に左右されやすいとのことで、電源用コンデンサを強化してある。突入電流防止回路はこれの流用。
あとは、SVRRと出力コンデンサを増やしただけで、ほぼデータシート通りの回路だ。
10pin~20pinはGNDと放熱の役割があるので、銅箔テープに取り付け(下の写真を参考)。

 実装後その1

 実装後その2
スカスカだw
下側の約半分は放熱領域。うっすらと銅箔テープが見えるだろう。

実装後の裏側

裏側を見て分かる通り、銅箔テープを広く貼り付けて10pin~20pinからの放熱を逃がしている。


パーツレイアウト

上部の青ベタ塗りは銅箔テープ。もちろん、RIN/LINの部分はカッターか何かで貼り付けた後に切り抜いておくこと。


アンプ部(2ch分)
パーツ個数備考入手先
TPA1517NE1アンプICマルツ
10kΩ、1/2Wカーボン抵抗1一般品でOK千石、秋月
0.1uF 積層セラミックコン1電源用。一般品でOK千石、秋月
1uF 積層メタライズドフィルムコン2セラコン不可秋月、千石
100uF/16V 電解コン1タンタルコンかOS-CON推奨千石、秋月
1000uF/16V 電解コン2一般品でOK。東信UTWRZ等。好みでAudio用も千石、秋月
6800uF/16V 電解コン2電源用。一般品でOK。東信UTES等千石、秋月
ユニバーサル基板(片面ガラエポ)1秋月ユニバーサル基板Bタイプ等秋月、千石
2Pブロックターミナル1電源±用秋月、千石
3Pブロックターミナル2音声信号in/out用秋月、千石
銅箔テープ1放熱&GND用千石
パーツ表


回路図や実装後の写真を見て分かる通り、外付けパーツが非常に少なく、とても簡単に作ることができる。

音に関しては、今さらながら「LM380非革命アンプ」と比べると、綺麗な音である。今さら…が低音に力がある野太い音、このアンプはクリアな音。
どちらが良いとも言えず、好みの問題であろう。
作りやすさで言えば、断然こちらの方が簡単だ。アッと言う間にできてしまった。

ICが1個で左右ステレオに対応し、音もそれなりに良い。パーツもマルツ(ICのみ)、秋月、千石で全部揃う。週末ポッカリ空いた1日で作るには楽しいアンプだ。


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2016年7月21日木曜日

【更新あり】NJM386(LM386)を使ったノイズレスなヘッドホンアンプ(★★★お勧め)

NJM386(LM386)は小出力なパワーアンプICであるが、ヘッドホンアンプに使えないか試してみた。Google先生へ聞いてみると、XX386でヘッドホンアンプを作ってもノイズがあってイマイチとの記事が多数。
ICだと作るのが楽なので、なんとかノイズレスなものが作れないかと考えてみた。


回路図
※出力抵抗を15Ωから4.7Ωへ変更。
出力抵抗をどこまで下げてノイズレスか試したところ、4.7Ωでも大丈夫なことが分かった。15Ωより明らかに音質は向上した。出力インピーダンスは低い方が良い。試しに出力抵抗レスにすると、やっぱりサーノイズが発生する。

LM380非革命アンプを応用してみた。負帰還量を増やして、出力に直列で15Ωの抵抗を入れてみる。XX386は電源に左右されやすいようなので、電源用コンデンサを大きめに、抵抗は金属被膜を使ってみた。電源にある0.1uは積セラ、その他の極性が無いコンデンサはフィルムコンである。10uはタンタルコンデンサを推奨する。


パーツレイアウト

簡単である。もし作る場合は、必ず現物合わせしてレイアウトすること。
特に0.1uフィルムコンは様々なサイズがあるから要注意。今回は積層フィルムを使ってある(Zobelフィルタは普通のポリエステルなフィルムコン)。


バラックで試聴中

その音はノイズ皆無。
繊細さには欠けるが、ダイナミックで押し出しが強い音である。小出力とは言ってもさすがパワーアンプだ。
このノイズが無いのが、電池駆動のせいなのか、ヘッドホンとの相性なのかは分からないが、少なくともJJの環境ではノイズレスだ。

なんだかスピーカーで聴いてるような感じなのが面白い。
部品点数も少なく、簡単ローコストなので、暇つぶしに作ってみても良いと思う。


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2016年7月9日土曜日

【完成その2。写真追加】一拍スイッチ、全体回路図

全体の回路図を示す。


一部キット使用。。。

SSRリレー部は、秋月のキットを使った。超コンパクトで便利だ。
一拍スイッチと常時点灯をSWで切り替えられるようにしてある。


正面から

右の大きな穴は、マイクへ音を通すためのもの。蓋をすると若干感度が落ちるから、少し調整する必要があるかもしれない。


切替SW付き

背面に切替SWを付けてある。読書する時は、常時オンに。


中の人

3次元立体実装だ。もし作りたいという奇特な方がいたら、もう少し大きなケースにした方が良いw


なかなか見栄えも良く仕上がった。中身は窮々だけど(笑)


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2016年7月8日金曜日

【完成】一拍スイッチ

一拍スイッチが完成した。
とりあえず完成写真。


中の人

ちょっとケースが小さすぎた。ギチギチ。
基板の縦長とケースの横幅がギリギリでヤバかった。


利用シーン

想像以上に便利だ。部屋が真っ暗な時、手拍子一つでランプが点灯する。
全体回路図は後ほど。


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2016年7月7日木曜日

一拍スイッチの実験

寝室のベッドサイドにあるランプを手拍子でオンできないか考えてみた。
秋月にキットがあるが、最長4秒しか導通しないし、マイコンとか分からないし、ここはアナログのディスクリートスクラッチで攻めたい。NJM2072なんて便利なICがあるし(IC使ってる時点でディスクリートでは無かったw)。

一拍の手拍子で10秒強ぐらいランプを光らせれば、その間にベッドへ入れる…そんな便利グッズを目標とする。


回路図

マイクで拾った音をレベル検出用 ICであるNJM2072へインプットし、そのアウトプットをトリガーとしてタイマーICであるLMC555で、一定時間電流を流す目論見である。

実験中

10kの可変抵抗器を回して、手拍子ぐらいの音で反応するように調整。
驚くほど上手く調整できた!
一拍手拍子でLEDが12秒ほど点灯する。このアウトプットをトリガーとして、SSRを使ってAC100Vを制御できそうだ。


パーツレイアウト
※カップリングコンの1uは無極性の電解コン。

コンパクトにできた。
今のところマイクはソケットに挿しているが、後日ケース入れしてケースの蓋に穴を空けて貼り付けてあげよう。


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