2017年1月22日日曜日

アンバランスへ戻るため(試作)

※本稿はまだ試作段階なので、このまま作るのはお勧めしない。

JJ一番のお気に入りヘッドホンは、AKGのK550である。これはこれでアンバランスなヘッドホンのリファレンスとしてバランス化の改造はしないでおく。
しかし、バランス化したATH-AD2000ぺるけさん家のバランス型ヘッドホンアンプの破壊力は凄かった。
それに対抗すべく、ぺるけさんと同じくオペアンプを使った簡易でも美音なアンバランス型ヘッドホンアンプを作った。


電流帰還オペアンプを使った

このヘッドホンアンプの特徴は、電流帰還型オペアンプであるAD812を使ったところだ。
LTspiceで1mW出力時(32Ω負荷)の歪率をシミュレーションした結果、
Total Harmonic Distortion: 0.000003%
だったw
歪まない

これは作らねば。
上の回路図では省略しているが、正負電源(±5.0V)はトランス+三端子レギュレーターで生成。


レイアウト図

オペアンプ2発のみ、超簡単である。
嗚呼、まだK550は現役を続けられそうだ。


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2017年1月14日土曜日

ATH-AD2000のバランス化改造と、バランス出力なヘッドホンアンプ

ぺるけさんちの「OPアンプ式平衡型ヘッドホンアンプ」を参考に、バランス出力なヘッドホンアンプを作成したのを機に、ATH-AD2000をバランス化改造してみた。
ATH-AD2000はリコールが出てるので、リコール対策品じゃないとバランス化改造は面倒くさい。リコール対象のモノを持っている人は対策してもらった方が良いだろう。


バランス化改造したATH-AD2000

ケーブルの途中で切断、外皮を剥くと細いケーブルが4芯出てくる。
4芯の内訳は、赤、白、黒、黒。赤RHOT、白がLHOT、黒がそれぞれどちらかのCOLDとなる。黒の見分け方は簡単で、赤-黒、白-黒間をテスターの抵抗値測定モードで計れば良い。ヘッドホンのインピーダンスに近い値が出たのが、相手側のCOLDとなる。


アンプ側をメス型4Pキャノンコネクタへ

配線は、1番PINから順に、L(HOT)、L(COLD)、R(HOT)、R(COLD)とした。
もちろん、ヘッドホン側のオス型キャノンコネクタも同じにする。


回路図はぺるけさんのそのまま
※6800uの耐圧が間違ってました。正しくは16V。

回路図はぺるけさんのからオペアンプを変更しただけだ。MUSES8920を奢ってみた。
電源は12VのACアダプタから、LM380を使って両電源化した手抜きである。


実装後

見たとおり、部品点数も少なく超簡単である。


パーツレイアウト

ATH-AD2000のケーブルを切る時はとても躊躇したが、やって良かった。
素晴らしい音である。もうアンバランスには戻れないかもしれない。


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