2014年8月31日日曜日

10cmフルレンジユニットで密閉型スピーカーその2(★★お勧め)

前回作ったスピーカーキット、このままじゃ壁掛けにできないから色々工作。
21mm厚の合板をカットして、裏に貼り付け。壁掛け用の金具をこの合板にネジ留める予定。
ここは面積が広いし木工用ボンドで貼り付けてみた。完全乾燥まで1週間ぐらいかなぁ。写真の面を下にして、自重と水入り2リットルペットボトルで重し中。
参考までに、合板の寸法を上げておく。


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2014年8月28日木曜日

10cmフルレンジユニットで密閉型スピーカーの作成(★★★お勧め)

こんなん届いた。
共立エレショップ(とゆーかデジット)のSPBOX10P45。10cmフルレンジスピーカーキット(密閉型)。

内容物。10cmユニットにカット済みの板、スピーカーケーブル、ネジ類、吸音材とご丁寧に木工ボンドまで(笑)

説明書に「ボンド」を使うとより気密性が上がりますとあったので「ボンド」を買った。ここで言ってる「ボンド」が付属の木工ボンドなのか、この「ボンド」なのかは書いてない。しかし、「ボンド」の代名詞はこいつだ。それに木工ボンドよりネバネバしてるから気密性が良いはず!

左右でネジ類が混ざらないようにお猪口で分けてみた。
しかし、気にすべきは左右なんてもんじゃないことに後で気がつく。

スピーカーを固定する木ネジの位置のマーキングが無かったから現物合わせしてニードルで小さな穴を開けておく。

ユニットを固定。2,571円で買える全部入りのキットとしては立派なユニットだと思う。パナソニック製らしい。

このスピーカーは箱鳴りが大きいらしいので、スーパーオートバックスで制振吸音シートを買ってきた。これを板の裏に貼りまくるぞ!

現物合わせでシートをカット。超絶めんどい。。。超絶プチルゴムが嫌いになった。カッターよりハサミで切った方が簡単だが、プチルゴムでハサミがダメになるかもしれないからハサミは百均で買っておこう!

シートを貼った状態で仮組。なかなか良さ気。

ボンド漏れを防ぐためにマスキング。
マスキングしたのはこれが最初で最後。超絶めんどいだもん。。。

枠は完成。

ユニットの背面のみ、この秘密兵器を貼ってみる。大昔買って放置していたが、確かとても高かった記憶がある。どこで買ったかも忘れたけど、カーショップで売ってるのより高性能なはずだ。そして、ユニットの背面に一番吸音性が高いのを使った方がいいようなことをどこかで読んだ。

完成。ステレオだから2つ作るんだけど、2つ目は1つ目の半分以下の時間でできた。慣れって大事。

音は、2,570円にしては非常に良いと思う。もちろん低域を期待してはいけない。このスピーカーは中域~高域がとても綺麗に鳴ってくれるのだ。
宇多田さんや、今流行の松さん(アナ雪ね)を聴くには最適である。ただし、アナ雪のオーケストラ部分はやっぱり迫力に欠ける。
箱鳴りに関しては、シートを貼ってないバージョンを持ってないから何とも言えないけど、おそらくほとんど鳴ってない。唯一持ってるちょっと高価なSONYのスピーカーと大差無い箱鳴りだからシート貼りは成功したと思う。

こんなキャラクターなので、例えば夜中に音楽聴きたいけど、低音が下の階に響くと嫌だなぁ…みたいなシーンでいいのではないだろうか。

どこかの偉い人(?)が、バスレフ型スピーカーの低音は偽物である!と言ってたような気がする。正しい低音は密閉型スピーカーでしか出ないとか何とか。
でもやっぱり低音不足。10cmユニットだし、容量少ないししょうがないかー

これに、FOSTEXのFE103Enを入れたらどんな音がするんだろう!
ぜひ誰か試して!


キットの不満点:
・キットのネジ類に、M2.6ワッシャーとM3ワッシャーが付属するんだけど、合わせて30個あるんだが、この2つを区別するのは「何の罰ゲーム?」状態だった。
M2.6とM3ネジも同じ数だけあるんだけど、どちらのワッシャーも使えるのが紛らわしい。後からM3ワッシャーが足りずに固定済みネジを1つ1つ外して探してしまった(涙)
・あと、あまりカット済み板の精度は高くないと思った。ちゃんと作っても段差ができるし。。。まぁ、説明書にもカンナ(正確にはヤスリ笑)かけたら綺麗になりますと書いてあるが(笑)


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2014年8月27日水曜日

サンケンのトランジスタ製作編(★★★お勧め)

1個70円で売ってるサンケンのトランジスタ2SC4382/2SA1668を最終段として、ヘッドホンアンプを作ってみた。


予告の通り、FET差動入力+カスコード・ブートストラップ+最終段をサンケンTrでプッシュプル。
ブートストラップ部分は赤色LED2つで実装。0.1mA流すとちょうど3Vくらい電圧が発生する。
定電流は緑色LEDを使っているが、これは気分的な問題である。
どちらも最近の高輝度タイプはVfが高すぎるから使ってはいけない。



パーツレイアウト図。一部にワイヤリングが入ってしまったのが悔やまれる。。。


差動入力のFETとカスコードの2SC2240は熱結合してみた。そのせいで、トランジスタのフェイスを合わせる必要があり、レイアウトの自由度が減ってしまう。結合も超めんどい。



調整中。。。
ファーストインプレッションは良い。その時は最終段に約4mAしか流して無かった。
現在、50mAを流しながら調整中。歪みが減るはずである。

もしかすると、こいつを超えるポテンシャルを持っているかもしれない!



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2014年8月26日火曜日

サンケンのトランジスタ

1個70円で売ってるサンケンのトランジスタ2SC4382/2SA1668のデータシートに、「オーディオ出力ドライバ」と書いてある(以下データシートの抜粋)。

Icが2Aなので、ヘッドホンアンプの出力段にちょうど良いのではないだろうか。
最近、サンケンファンである。作らざるを得ない!

回路図を考えて、作ってみよう。前回は差動入力にカレントミラーを組み合わせたから、今度はカスコードブートストラップを使ってみるか。高域の安定度が増すらしい。


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2014年8月24日日曜日

新ディスクリート10Wパワーアンプ(その2)(★★★お勧め)

前回の記事で設計したアンプを作ってみた。

パーツレイアウト。あっ!2SA1015は2SA970、2SC1815は2SC2240に読み替えてください…レイアウト図を使い回したせいだ。同じECBだからいいかぁ…と(笑)
サンケンのMN15N/MP15Pは、温度補償のダイオードが内蔵されてるから割と作るのが楽である。
MN15N/MP15Pは、リードピッチが変則的であるが、なんとかユニバーサル基板にも刺さる。あと、この間隔で取り付けないと、トランジスタ付属の絶縁用の雲母版が使えなくなるので注意。

 入力の2SK170とカレントミラーの2SA970は銅箔テープで熱結合してみた。

調整中。。。
先ずは出力段のバイアス調整と、その後に出力オフセットの調整を。
30分ほど放置して発熱が安定したとこで、再度同じ調整をする。

最終的に最終段のアイドルは150mAとした。放熱器としてケースに固定しているが、トランジスタ近辺をギリギリ触っていられる程度。熱暴走の心配はなさそうである。

その音はとても良いものである。プラシーボ効果無し、掛け値無しに。
最終段のトランジスタ(サンケン)以外のパーツは全て一般品である。
オーディオグレードなんて必要ないんや!


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2014年8月21日木曜日

新ディスクリート10Wパワーアンプ(★★★お勧め)

以前作ったのがイマイチなことが分かったので、設計からやり直す。
信号ラインをコンデンサレスにするため、FETの差動入力でやってみよう。

回路図。
FETの差動入力+カレントミラー+ダーリントンTrのプッシュプルで出力。

適当なパーツで代用してシミュレーションしてみる。

周波数特性。入力Cが無いから、低域の減衰なし。
高域まで良く伸びてるけど、ちょっとキツめな音になるかなぁ。

応答性。2Vppのパルス波を入力した出力結果。ちょっとリンギングが出てるが発振まではいたらず。

歪率がやたらと良い。
負荷8Ω時、出力10V(Em)=20Vppでも0.001%を下回っている。

週末までにFETとトランジスタを選別して、週末に作ってみよう!


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2014年8月17日日曜日

続 電解コンデンサはHiFiの夢を見るか(★お勧め)

以前バイポーラな電解コンデンサを使ったヘッドホンアンプを作ったが、色々試行錯誤しても満足できず、結局

全てフィルムコンへ置き換え(笑)
メタリックグリーンが無くなって寂しい気もするが、音がイマイチならしょうがない。音の解像度と奥行き感が大幅にアップしました。

音声信号ライン(入力や負帰還のとこ)に使った場合、

  • フィルムコン:音が密なんだけど奥行き感がある
  • 電解コン:音が疎なんだけど平べったい

の結論に達しました。
ただ、ぺるけさんとこのヘッドホンアンプみたいな、出力に電解コンデンサを使っても良音な回路もあるし、僕の腕がまだまだなんでしょうかね。。。

まだまだこの子を超えるヘッドホンアンプを作れないや。


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2014年8月13日水曜日

DENON式、対称形ブッシップル回路ヘッドホンアンプ(★★★お勧め)

オリジナルがDENONなのかは不明だが、この対称形ブッシップル回路を作ってみよう。夏休みの課題だ。

見ての通り、音声信号ラインはコンデンサレス。位相補償のマイカコンのみである。嗚呼、秋月がお盆休みだった…が千石が開いてるジャマイカ!
サクッと作成。
バイアスを作っているダイオードの1つがSBDであるのがミソ。これで少しバイアスを深めにして低歪を狙っている。
※回路図中の1kのVRで出力オフセットを調整しますが、あと数ミリボルトが調整できないかも…気になる場合は適当に対策してください。
※高域が少し刺さる感じがしたので、位相補償のマイカコンを4.7pから10pに増やしました。

パーツレイアウト。赤線はジャンパ、紫線は電線。パーツや配線が重なって見えにくい箇所は少しずらしてます。


 抵抗(カーボン)から電解コンやら全て一般品。マイカコンが一番高価(1個210円)。電解コンは大容量(6800u)を使いたかったから一般品。オーディオ用って大きいのよね。
※色々試行錯誤したので、回路図と写真の抵抗値が違ってます。回路図のが正しいです。

音出し中。。。
これ、たぶんモニター系の音です。音の解像度と分離がすごくて、メリハリが効いた音です。聴き疲れはするかも。
モニター系の音が好きな人にはいいかもです(SONYのMDR-CD900STの音が好きな人とか)。
音声信号ラインにコンデンサが無いから、入力がストレートに出てるのかしら。

コンデンサレスって凄い。


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2014年8月10日日曜日

上手い(それなりの音)!安い(超安価)!早い(簡単)!(★★お勧め)

秋月で4つパック100円で売ってるLM324N。
4回路入りなので、1つのパッケージに回路が4つも入ってる。
1つあたり25円、1回路あたり6.25円(!)
オーディオ用を売りにしてる抵抗より安い。
秋月ファンとしては、これで何かを作らねばいけない使命感に萌えてしまった。

回路図。ヘッドホンアンプ。
1つのオペアンプで電圧増幅、残りをバッファーとして贅沢に使う。

シミュレーションで評価してみよう。
マクロモデルは本家TI(Texas Instruments)からダウンロード。
何のひねりも無い評価回路。

周波数特性は。。。
信号ラインにコンデンサが無いから上から下まで素直に伸びてます。

 FFT解析は。。。
Total Harmonic Distortion: 0.000125

パーツレイアウト。超絶簡単。
調整箇所も無いし、誰が作っても(たぶん)上手くできる。

ここでアンプ部のパーツ代を示しておこう。140円である。もちろんステレオである。ユニバーサル基板や線材やコンデンサなんで、家に転がってるもので作れば140円である。秋月抵抗(1本1円)を使えばさらに安くなる。



その音は。。。
みんな騙されたと思って自分で作って確かめてくれ。
あ、あくまでも140円だからね。。。


低歪ディスクリヘッドホンアンプと聞き比べたら月とスッポンだった(汗)
140円としてはいいのではないか。。。


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2014年8月9日土曜日

電解コンデンサはHiFiの夢を見るか(☆お勧め)

アンプの世界においては、特に音声信号ラインへの電解コンデンサの使用は嫌われるようです(カップリングコンデンサとか)。
僕もカップリングコンデンサにはフィルムコンデンサを使ってきたのですが、容量が小さかったり、大きな容量のものはサイズが巨大だったり、はたまは高価だったりするので、電解コンデンサで置き換えられるといいなぁ…と思ってました。

回路図。いつもフィルムコンを使っている、黄色マーカーのコンデンサを電解コンデンサに変えてみる。入力のCと負帰還側の接地C。

メタリックグリーンのカッコいいヤツ。
フィルムコンの代わりなので、一応バイポーラ(両極性)かつ、これ一応オーディオ用らしい。

パーツレイアウト。両極性でも一応「+」表示はありますが、関係ないです。

この色は好きなんだけどねぇ。メタリックグリーン。
あと、抵抗はカーボン一般品、電源の電解コンも一般品。

完成!
バイアス用の赤色LEDとメタリックグリーンが映える~

音は…違い過ぎワロタ。

悪くはないんだ、悪くは。
でもやっぱり平面的。音自体は元気良くて中高音がキラキラして素敵。
圧倒的に軽いのです。ちゃんと低音も出てるのに軽い、響きが無いような…余韻が無いんだな。
以前作った低歪アンプの方が、圧倒的に音に厚みがあって余韻があって、重厚感があるんです。

でも、これはこれで、ポップスやライトなロックにはメッチャ合うと思いますよ♪

その後、よく聞き込んでみると、悪くない…むしろいいのではなかろうか!これがエージングってやつなのか!?高音のキンキン感が無くなって、適度な響きと余韻も感じられるようになった。
少し中高音寄りだが、爽やかで聴き疲れない。かと言って低音が出ないわけではなく、適度に沈んだ低音が優しく出てる。
フィルムコンと比べると安いし小さいし、予算とスペースに限りがあるような場合は積極的に使えるのではなかろうか。
そしてメタリックグリーンな色が素晴らしくいい(笑)

結局、色々と何をやっても満足できる音にならず…色だけは良い。

MUSE ESって、真空管アンプに似た音が出ると聞いたことがあるような…わかる気がしてきた←これはたぶん、ほんわかした低解像度の音になることを意味しているのかもしれない。


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