2014年10月8日水曜日

【定数変更あり】Tr差動入力、終段ダーリントントランジスタの10W級パワーアンプ(その後)

聴き込んでいるうちに、高域に不満が出てきた。とても綺麗な高域なんだけど、なんかこう伸びが無いというか。。。
実は設計時に位相補償をどのくらいするか悩んだのであった。
以下、シミュレーションでの検討結果。

位相補償のスチコンが220pの場合:
200KHzまで高域は伸びている。人間の可聴域は、20Hz~20KHzとのことで、200KHzまで伸びていれば十分過ぎるぐらいだ。

位相補償のスチコンが120pの場合:
高域が700KHzまで伸びる。
でも、この赤丸のピークが気になって、安全を見て220pとしたのだ。

120pと220pの間の容量のスチコンがあればいいのだが、あいにく在庫が無い。高域にモヤモヤしてるより試しに120pにしてしまえ!とやってみた。

結果は、低域と中域はそのままに、そして高域の綺麗さもそのままに伸びというか明るさが加わった。
心配していた耳への刺さり、女性ボーカルの「さしすせそ」も問題無い。
終段Trも変な発熱は無しで、発振もしてないようだ。
うん、120pが正解のようだ。

理論的に聞こえないはずの領域の音が実際に影響してるとか、この辺がアナログの面白さなのかもしれない。

修正版の回路図を上げておく。
黄色いマーカー部分が変更点。


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