2014年9月28日日曜日

振り返り「ヘッドホンアンプ編」

色々作りすぎて自分でも整理が必要と思い振り返ってみる。

低歪ディスクリートヘッドホンアンプの作製Vol2
未だにこいつを超えるヘッドホンアンプが作れない。
シミュレーション上では、超える特性を持ったアンプを作っても、こいつにはまだ勝てない。生々しい音がするのだ。情感たっぷり。

オペアンプにちょい足しヘッドホンアンプなぜか単電源その2
ネタのつもりで作ったのが、思いの外良い音だったが、聞き比べるとあきらかに①>②。前段のオペアンプが音質の大部分を支配していると思う。さすがLME49720と言える。そこに、最近マイブームのサンケンTrでブーストしてるから、単両電源とか無関係に良い音な気がしている。
※回路図にはNJM4580と書いてるけど、実はLME49720をブッ刺してます(笑)
このアンプは、使ってるオペアンプの特性をサンケンTrが引き出して力強くドライブしている感じ。オペアンプファンの方にもお勧めします。

アイツを超えろ!その2
①を超えるつもりで作った。味付けが全然違うから比較は難しい気がする。
クリアで正確な音だと思う。スタジオモニター系というか。最近のハイレゾ音源には合うのではないだろうか。
いいとは思うんだけど、聴き込んだ結果は自分の好みではなかった。。。

ClassAAヘッドホンアンプ
ディスクリートじゃないから、悔しいからこの辺りで(笑)
そういう意味では、②もディスクリートじゃないけど、半分はディスクリートなので…こいつもクリアで透き通った音。面白味というか、生々しさは少ない。ライトに聞ける感じ。

TPA6120A2ヘッドホンアンプ
④と似た傾向のアンプ。クリアでどこまでも透き通った音である。さすがTIが気合いを入れて作った専用ICだ。最近のハイエンドポタアンにも搭載されている。
でも、聞き比べると①の方が断然良い音がするのは本当である(プラシーボは多少入っているが)。このポタアン、確か電圧増幅段はLME49860を使ってるはず。最強コンビじゃないすか(笑)⑤と比べちゃ失礼だった。SONYごめん。

その他1:全部入り?(回路見直し)
作った直後は、その苦労もあり(部品大杉)とても素敵な音に思えたんだけど、聴き込んでみるとそうでもなかった。高域が耳に刺さることに気がついて、色々弄ったけどダメだった。ここでの教訓は、物量と音質は比例しないこと(笑)
あと、この辺りから抵抗やらコンデンサのオーディオグレード(オーディオ向きを謳っている)部品に疑問を持ち始めたのであった。

その他2:フルディスクリートヘッドホンアンプType-R V2(回路見直し)
これはなるべくお金をかけず、ジャンク箱に入ってそうな部品で、かつなるべく簡単に作れるように考えたものである。音の傾向は①と同じだが、まぁそれなりの音である。コスパはいいと思う。たぶん、8万円近くする例のコレよりはいい音だと思いたい(実は思っている)。Type-R V2は、ジャンク持ちなら数百円~2千円で作れるのではないだろうか(笑)ジャンク持ちじゃなくても、3千円ぐらいかなぁ。


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